lvcさんのコラム第1回
「トーナメント全盛期と延長18回の悪夢」
~高校野球道EX、発動!~
当時はまだ投打転向を行っているチームはなかった。
その中で行われた第一回くろす杯。24校が参加。優勝したのは豪腕小野田を擁する長与南。
緒戦で高校野球道時代からの強豪・伊賀忍者を本塁打一発の1ー0で下すと、2回戦では猛打のつっぱり学園を3ー2で振り切り、
成田+αをまたも一発で沈め決勝に進出。
なお、この頃は延長18回の悪夢に対する引き分けルールが無く、
この後栄華を極める内藤学院大附属は2回戦で18回の悪夢で成田+αに敗れ姿を消している。
決勝に進んだのは長与南・土佐学院・知高東工。
結局決勝では長与南が序盤のリードを守り切り土佐学院を3ー2で下し優勝した。
約二週間後に行われたYK学園杯(情報募集中)。参加16校。優勝したのは内藤学院大附属。
高打率を誇るバランスの取れた内藤学院は準決勝で伊賀忍者を倒しそのまま優勝した。
この頃から「太田三楽斎監督を倒せば優勝する。」という定説が確固たるものになる。
第一回真強チーム決定戦 参加16校。最強チーム決定戦の流れを組む由緒正しき大会。
この大会は公式戦並みの注目度を持つ大会であった。その凄さは大会出場枠をわずか数時間で越えてしまったことからも想像がつくであろう。
なお、現在オレ流学院を率いているサモラノ監督(代行)はこの当時サモラーノ監督であった。
そのサモラーノ監督率いる敦賀を緒戦で6ー1で敗った成田+αが二回戦で長与南を14回サヨナラで下し、準決勝に進出。
準決勝以降はすべて延長サヨナラ試合だったことから、「後攻が有利」という定説が打ち出されるもその真偽はいまだ不明である。
決勝は成田+αを破った仙台育英と伊賀忍者を破った内藤学院大附属の対決。
結局延長13回サヨナラで内藤学院大附属が全試合延長サヨナラという勝負強さをみせてYK学園杯と続き連覇。
第4回B_Chans Cup 最強チーム決定戦に次ぐ回数を重ねるB_Chans Cupも第4回にしてEXに対応した。参加16校。
この大会で大きく飛躍したのがオレ流学院。一回戦で仙台育英を延長18回の悪夢で倒すとそのまま決勝へ。
この頃になるとkeyshot監督(現なべちゃん監督)やSHIBA監督が出場している。
優勝は成田+α。全試合完封でのうれしい初優勝。
なお、ここに来て定説であった「太田三楽斎監督を倒せば優勝する。」が破れ、新時代への突入を思わせた。
この頃になると延長18回の悪夢に対する確信がとれ、大会はリーグ戦中心へと移行していく。