抱腹絶倒(!?)風雲なりゆき小説
マンダリン・オレンジヒルズ高校白書
第1シリーズ・第4話
「実録!東橘・センバツ制覇への軌跡!! 前編」
(前回のあらすじ)
3年生の引退で、戦力が大幅にダウンした東橘。
中でも投手陣は主力2人が変化球が使えないという、燦々たる状況だった。
何とか秋の大会を全勝で突破し、センバツ行きを決めたのだが、
それでもチーム内には不安が残った。
そんな中、五大は自分が変わらなくてはいけないことを実感し、
先輩の近藤に変化球を教えてもらうことになった。
センター試験目前の中(爆)、2人3脚で変化球練習を行った結果、
ついに五大は『シンカー』を覚えた。
(この内容については数人の読者から『あり得ない』と指摘されました。
これは作者の知識不足でした。この場を借りてお詫び申し上げます。)
部員達は卒業式で、先輩達に来る春の選抜大会での優勝を誓うのであった。
3月下旬・阪神甲子園球場。
つい先日卒業した東橘野球部OB達が、再びこの地にやって来た。
近:「お~い、早くしないと、席取られるぞ!」
久:「安心しろって、確か、佐藤先生が席取ってくれてるから...」
南:「それならよかった。でも、久しぶりだな、甲子園。」
西:「あの夏からもう7ヶ月か。時の流れは早いもんだな。」
飯:「あいつら、今年はやるぞって言ってたぞ!」
小:「何を?」
飯:「もちろん、春夏連覇だよ。」
南:「そんな...まさか創立2年で、無理だろ。」
近:「心配するな、南。年末、俺が五大に変化球教えてやったから。」
久:「でも使いこなせるかどうかはまだ分からないな。」
近:「それを確かめるために、あいつらの試合観るんだろ!」
こうして、OB達(以下、複数では(O))は球場に入っていった。
そして、席を確保してくれた佐藤先生と挨拶をし、
それぞれ席に座って試合開始を待った。
がっ!!
その隣で、やけに興奮しながら、大阪弁を話す
変な夫婦が、陣取っていた。
...そう、朝比奈夫妻だった!!(爆死)
朝比奈父:「悟~、頑張りぃや!」
朝比奈母:「1回戦で負けよったら、
許さへんでぇ~!!」
(O):「......(沈黙)(^^;)」
浪速パワー恐るべし!!(爆)
小:「で、1回戦の対戦相手はどこ?」
久:「確か、天理だったな...」
飯:「おい、いきなりそんな強豪とかよ。」
南:「まぁ、日クリは毎回毎回うちらと強豪校当てさせるからな。
ラッキーで甲子園初出場の弱小校とは絶対に試合をさせないよ。」
佐:「これも、日クリの陰謀なのかしらねぇ。」
などと言いつつ、試合は始まった。
例の日クリの陰謀によって、
またもや試合は東橘先攻で開始した。
甲子園のウグイス嬢(以下ウ)が東橘の攻撃開始をアナウンスする。
ウ:「1回の表、東京橘が丘高校の攻撃は、1番・ライト・斉藤君。」
この日、正ライトの田中(雅)は体調が思わしくなかったため、
控えの斉藤がスタメンに入っていた。
斉:「いきなりレギュラーでの公式戦はトップ(バッター)か。
なんだか緊張するなぁ。」
一方、ベンチではGM・もりもりが、体調の悪かった(核爆死)
監督・城内に代わり指示を出した。
も:「いつものように(爆死)『一発狙い』。」
そして、きっちりと斉藤はツーベースヒットを打った。
城:「やりましたねぇ(ゴホッ)。ノーアウト2塁ですよ(ゲホッ)。」
も:「おい、城内、あまり体を動かすなよ。」
城:「そうですね(ゴホッ)。って、
そもそもこうなったのは、
GMさんのせいでしょ~~~~っ!!」
も:「確かに、昨晩打ち合わせに、と酒宴をやろうと言ったのは私だ。
でも、酔った勢いでスッポンポンになって、
そのまま寝たのはお前の責任だろ!」
城:「ひ、酷すぎる~~~~っ(ゴホゴホッ)。」
しかし、続く野沢・朝比奈・紀藤が相次いで三振に倒れてしまい、
結局この回は無得点だった。
も:「う~ん。相手校の岡本と言うピッチャー、なかなかの強敵だ。
1・2点勝負になるな。この試合は。」
ところで、東橘の(一応)エース・五大はというと...
多:「緊張するな。そして、自信ないなぁ。」
いつもの弱気になっていた。
すると、三沢がマウンドに駆け寄りこう言った。
三:「心配するな。俺のサイン通りに投げればいいんだ。」
すると少し落ち着きを取り戻したのか、五大は小さくうなづいた。
こうして、五大も好投し、この回相手打線を軽く押さえた。
以降、天理・岡本と東橘・多田両投手の奪三振合戦が続き、
ともに無得点のまま6回の表を迎えた。
この回の先頭打者は、8番・三沢だった。
城:「三沢、みっともない三振だけはするなよ。」
三:「はい。なんとか頑張ります。」
文:「もしダメな時は、僕がいますから...」
三:「大丈夫だって、三木。お前に心配はかけさせないっての。」
野:「いや、今まで十分かけてるってば(爆死)。」
しかし、大方の予想を裏切り(爆)、三沢は2塁打を放った。
城:「よし、今度こそ先制のチャンスだ!」
-----ここまで制作中に長期中断(実話)。
以降、2001年2月から製作再開(核爆死)-----
だが、ラストバッターの五大は倒れ、1死2塁。
打順は先頭の斉藤に回った。
斉:「ここで打って、GMさんにアピールするぞ~~~~!
(もちろんスタメン入りの)」
そして、岡本の投げた球を、斉藤は「一発狙い」の通り、
バックスクリーンへ一直線に放り込んだ!!
ライト側の線審は右手をちぎれんばかりに(爆)、ぶんぶん振り回した。
(部):「「「やった~~~~\(^o^)/
2ランホ~ムランだ~~~~!!!!」」」
まず、三沢が帰り、ベンチ前で出迎えた部員とハイタッチした。
そして斉藤が帰って返ってくると、まるで去年の巨○のリーグ優勝の時、
二○のサヨナラホームランを出迎えた○人ナインのごとく、
手荒く歓迎した(爆死)。
斉:「ギャ~~~~ッ!
痛いけど嬉しい(はあと)」
作:「〔斉藤よ、お前はMか!!〕」
ところが、先制点を取って気が緩んだのか、五大は7回裏、自らエラーをし、
無死1・3塁のピンチを作ってしまった。しかも、悪い事に次の打者は、
4番・友井であった。
思わずマウンドに集まる東橘内野陣。伝令の定詰も駆けつけた。
潮:「五大、ここは1点やってもいいから、何とか長打は打たせるな!」
松:「先輩、内野ゴロを打たせる球、お願いします。」
多:「でも、甘い球が入ったらどうしよう...」
定:「先輩、GMさんが言ってましたよ。なにも考えずに、
馬鹿になれ(*1)じゃなく、無になれ!と...」
三:「そうだ、配球は俺に任せろ!なぁに、逆転されても、
あと2イニングあるじゃないか。」
紀:「おれも、あいつの球はだいたい分かった。今度は打てそうだから。」
多:「分かった。みんな。くれぐれもエラーはするなよ!」
里:「よぉ~し!じゃ、頑張ろう!」
こうして内野陣はそれぞれの守備位置に着いた。
五大は、仲間を信じて球を投げた。
「カキ~ン」
友井の打球はボテボテの1塁ゴロだった。
里中はきちんと裁き、カバーに入った潮崎に送球。これで1アウト。
しかし、3塁走者が帰り、1点返された。
だが、五大は後続をきちんと押さえ、この回を乗り切った。
結局、このまま東橘が逃げ切り、五代たちは初戦を飾った。
五大12奪三振、相手の岡本11奪三振と、まさに投手戦だった。
(1回戦・試合結果)
T |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
東橘 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
天理 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
勝:多田 負:岡本 HR:(東)斉藤(1号)
朝比奈父:「ふぅ~っ。ヒヤヒヤした試合やったな~。」
朝比奈母:「でも、何とか初戦突破したからよかったわぁ。
しかも世紀越えで(実話)」
朝比奈父:「んもぉ~、おかんったら、ヤラしいなぁ~。」
朝比奈母:「そんなん(Hな意味)で言うてるんやないって。」
朝比奈父:「何か、久しぶりに燃えてきたわ!」
朝比奈母:「ちょっと、あんた、どう言うこと?」
朝比奈父:「今晩は、寝かさへんで~~~~!」
朝比奈母:「あ、そんな、公衆の面前で(萌え)
...って、そういうのは、宿に帰ってからしいや!(怒)」
その後朝比奈家に2人目の子供が誕生したかは...定かではない。(核爆死)
一方、自分たちの宿所に帰った東橘の面々は、会議室を借り切って、
反省会を行いつつ、これからの作戦会議を立てようとしていた。
も:「今日は、みんな、お疲れさん!」
(部):「「「お疲れ様でした!!」」」
城:「次の試合まで、まだ日にちがあるので、各自体調には、
十分気を付け...ゴホゴホッ」
野:「監督さんがまず体調良くしてくださいよ!」
(全員大笑い)
も:「さて、(トーナメントで)知っての通り、次の対戦相手は、
桐蔭学園(神奈川)だ!!」
(やる気の落ちる部員たち)
も:「何を落胆してるんだ!お前ら!!
今大会はチャンスなんだぞ!何しろ、この1回戦で、
あの横○が2-0で広島商に敗れ、
あのP○が3-0で福工大付に敗れた。
(作者のPC上の結果です。)
今だから、春の優勝を、そして、
春夏連覇を目指せるんじゃないか!!」
佐:「そうよ、付橘でも6年もかかった春夏連覇(実話)を、
あなたたちはわずか3年でやろうとしてるのよ!」
城:「お前達なら、出来る。信じてるよ!」
も:「じゃあ、反省会&作戦会議を始めるとしよう...
まず、城内ぃ~~~~っ!!」
城:「ひえぇぇぇぇっ!〔なんで僕から...〕」
も:「何でこいつらは、
なかなかチャンスで打てんのか~~~~!」
(と、城内に卍固め(*2)をかけるGM)
城:「そんな事、僕に言われても...
いったああああい!!(村上シ○ージ風に)」
その後、城内は複雑骨折してしまったため(爆死)、
仕方なく(!?)もりもりがこの後の試合を監督することにした(爆)。
というわけで迎えた2回戦、対桐蔭学園戦。
もりもりの指揮で試合が行われた。
東橘は初回、1番斉藤、2番野沢の連続2塁打で先制!
その後、5番松木のタイムリーでもう1点追加した。
そのころ、西宮市内のとある病院では...
城:「よぉ~し、初回から2点先制か。幸先いいぞぉ!
がおか~、ファイ...(ゴキッ)
イッットゥぁぁあいっ!!」
城内は、もうしばらく安静が必要だった(核爆死)。
一方、甲子園では、6回表まで進んでいた。
この回、4番紀藤、5番松木、6番潮崎の連打でさらに1点を追加した。
もりもりは、今後のことを考え、五大を温存する作戦に出た。
9回の裏が始まる直前、もりもりは主審を呼んだ。
も:「審判、投手を交代します。
9番、投手多田に変え、雲母。」
雲:「よし、俺の出番だ!」
と、意気揚々にマウンドへ出ていった雲母だったが...
ウ:「東京橘が丘、ピッチャーの交代をお知らせします。
ピッチャー、多田くんに代わりまして、うんもくん。
9番、ピッチャー、うんも...
あ、失礼しました。ピッチャー、雲母(きらら)くん。」
雲:「うお~~~~っ!何なんだ!!
このわざとらしい間違え方(爆死)は!!!」
すかさず三沢がマウンドへ駆けつけた。
三:「いいか、お前は『きらら』だ!(爆)
決して『うんも』じゃあ無い!!」
何とか発狂寸前の(核爆死)雲母をなだめた三沢はうまくリードし、
ついに2回戦も突破した。
(2回戦・試合結果)
T |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
東橘 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
3 |
桐蔭学園 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
勝:多田 負:佐藤 HR:なし
後編へ行くとばい